2010年1月8日

貸金業法とテレビCMの関係

消費者金融のテレビCMは、年々増えているような気さえしています。

ただ、このテレビCMを巡っての問題というのも、結構話題になったりしていますよね。

一番有名なのは、アイフルのチワワを使用したCMですね。

このCMは社会現象にもなり、チワワの売り上げ大幅アップ、出演者のブレイクなど、様々な話題を提供する一方、その後のアイフルの貸金業規制法違反、そしてCM中止といった流れが起こした波紋も非常に大きかったようです。


元々、消費者金融のCMというものは、テレビタレントもイメージダウンに繋がるとして、出演を見合わせるというのが通例でした。

しかし、上記のチワワブームや、小野真弓さんのブレイクなどによって流れが変わり、多くのタレントが出演するようになりました。

現在でも、有名芸能人が多数出演しており、特にタモリさんの出演は様々な波紋を投げかけました。


こういった流れは、同時に本来は子供に見せるべきでない消費者金融のCMをテレビが推進しているという抗議を生み、かなりの問題となりました。

キャッシングによる被害の拡大を助長しているのでは、という意見ですね。

確かにそのような面が無いとは言い切れず、貸金業法の改正で、自主ルールともいうべき規制が設けられました。


まず、子供がテレビを見る時間帯(7?9時、17?22時)には消費者金融のCMを流さないというものです。

これによって、子供が消費者金融のCMを見る機会を極力無くすという狙いです。

実際問題として、消費者金融側としても、子供にCMを見せるメリットはほぼ皆無なので、特に問題なく成立するルールと言えるでしょう。

一方、その分を深夜などに回すことで、かなりの量のCMが深夜枠で流れるなどの懸念もあります。

貸金業法の改正は、テレビCMにも大きな影響を与えているのです。